いつかの元会長ブログ

仕事は屋根工事等をしております。

影響を受けた先輩

人は人から最も影響を受けると思っております。

特に私は良くも悪くも影響を受けがちです。

 

私が新入社員時代、その営業所には、(その後1~2年程一緒に働くことになるのですが)ある先輩がいました。その先輩は、新人の私から見て、ザ・営業マンという感じで、とてつもなく口がうまく、ユーモアもあり、この人スゲーナって感じでした。もちろん数字も良く、こんな営業になりたい、と当時思っていました。

よくその先輩の口調なんかも真似した様な気がします。でも、うまくいきませんでした。当然です、お客様との関係性の中でのその会話なので、新人の私が同じように言っても、全然相手に響きません。

そのあたりは先輩も察したのか、いろいろアドバイスを頂き、なんとか過ごしていました。その後、その先輩は転勤で違う営業所に行ってしまいました。そして、その先輩の代わりに転勤してきた先輩が、当時営業として私が最も影響を受けた人です。

 

その先輩は、とても面白いんですが、そんなに口がうまい方ではありませんでした。プレゼン資料なんかもなんなら私の方がうまいのでは、という感じでした。特にこのころ提案型営業ブームで社内でもそういった研修が盛んにおこなわれていた時期で、そのあたりの資料も重要な要件でした。

しかし、売り上げをあげるのはその人なんです。

前の先輩もすごい人でしたが、その人から先輩が引き継いだ得意先の売り上げはどんどん伸びて行きました。

 

 

当時はなんなんやこの人は。って感じでした。

 

でも私も5年が過ぎ転勤で違う営業所に行く頃には、なんとなく、こういうことかなっていうのはありました。

 

その会社はメーカーでしたので、代理店や販売店がいます。そこを経由してユーザーである会社へ商品を販売します。

その先輩は、一緒に課題を解決していく、その方向性や姿勢が、販売店やユーザーと本当に同じ向きだったと思います。もちろん誰しもそうしますが、そのベクトルを表面上ではなく、深いところで合わすことに力を入れていたんだと思います。

 

YEGの会長として、この先輩から教えて頂いたことは大変重要だと思います。

もちろん、そのためにスローガンなどがありますが、本当に深いところで同じ方向を向くのは容易ではありません。その難しさも肌身で感じております。しかし、そのための努力をし続けなければいけないと改めて感じました。

 

ちなみに、私はその会社を10年程で退職させて頂きましたが、その先輩はご在職で、ZOOMでの飲み会や西条にもお越し頂いたりと今でも親交させて頂いております。