うちぬき
高校の時社会は選択制で地理を選択していました。
たぶん日本アルプスの授業の時だったと思います。
先生が、
「君たちも、大人になり、いろいろな場所に行くと気づくだろう。ここも日本アルプスほどではないにしろ、石鎚山をはじめ屏風のような山々のふもとであることを。」
的なことを言っていたのを覚えています。
正確な言い回しは忘れました。
大人になり、四国を出ると都会の平野の広さに驚きました。西条の山の高さ、近さを再認識することができました。
この屏風のような山々に降った雨が、伏流水となり、「うちぬき」として名水百選に選ばれている西条市の地下水となります。
ちなみに、なぜ「うちぬき」と呼ばれるのか、ご存知でしょうか。
先生に聞きました。
『その昔、人力により鉄棒を地面に打ち込み、その中へくり抜いた竹を入れ、自噴する水(地下水)を確保しました。この工法は、江戸時代の中頃から昭和20年頃まで受け継がれてきました。「うちぬき」の名の由来です。』
ということです。
西条市内全域ではありませんが、この地下水を利用している市民はとても多く、その場合水道代はかかりません。※正確に言うとポンプの電気代がかかりますが。そして下水道代はもちろんかかります。
結構驚かれます。
この豊かな水のおかげで市内にはアサヒビールの工場があったり、半導体の工場があったりします。半導体の工場は水の豊かな場所に立地するそうです。
また日本酒の酒蔵も多く、大変おいしいお酒を造っています。
いつかブログでもお酒の紹介してみようかな。
写真は白石直前の写真をカリパクしました。すいません。