いつかの元会長ブログ

仕事は屋根工事等をしております。

バイアス

焼酎のお湯割り、お湯と焼酎、どちらを先に入れるのかご存知ですか。

そうです。お湯ですね。

 

私が社会人になり、一番初めに受けた注意はこれでした。

会社に入り、新入社員研修から戻った直後、年配の役員の方と食事に行く機会がありました。

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そこでお湯割りを頼まれました。

当然一番年下の私の前にお湯割りのセットが置かれています。

何も気にせずに、先に焼酎をコップにいれました。

 

その時、その役員の方が、

「きみなー、・・・・」と。

※具体的になんて言われたかは忘れました。

が、まぜたら一緒では・・・と思ったことは覚えています。

 

さらに、そのときに梅干を入れていたのですが、2杯目を作るときにその梅干を捨て、新しい梅干に変えました。

 

すると、その役員の方がまた

「きみなー、・・・・」と。

 

梅干は変えてはいけなかったようです。

 

梅干を変えるかどうかは人それぞれかもしれませんが、お湯を先に入れることについて、そこで学ぶことが出来ました。

 

ほんとどうでもいいことかもしれません。でも私はとても助かりました。その後営業職としてお客様と会食することもとても多かったので、恥をかかずに済みました。

 

コロナ禍でよく聞く言葉があります。「今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなる。今まで当たり前ではなかったことが当たり前になる。」よく聞きすぎて食傷気味です。

この言葉を極端に解釈して、「今まで当たり前だったことは間違っている。(不要である)」っていうバイアスがかかってしまっている人もたまに見かけます。

 

上のエピソードの様に、上司と飲みに行って小言を言われる。今まで当たり前でしたが、コロナ禍でだいぶなくなっているのではないかと推測されます。不要なのではなく、今できないだけです。こういった当たり前も必要ですよね。